越後のお菓子を頂きました。
開けてみて
「このお兄さんなんで飛んでるの~」
と思い
「奇習ってなんだ」
婿投げ ?
それも饅頭 ?
今年の事務所の話題№1 ?!
説明にはこうありました(抜粋)
新婚さんの婿さんを雪の中に投げ入れる
それも5メートル下へ。
なんともすさまじい風習です。
場所は薬師堂との事。
ふうむ。
中は可愛いイラストにつつまれたおまんじゅう。
婿投げの目的は離縁を禁じる為との事。
離縁とは、嫁を追い出すことを禁じる意味もあるとか。
冬の1月15日に行われる風習だそうで、同じように 「さいの神焼き」(関東ではどんとやき)が行われるとの事。
さいの神とは、歳の神、賽の神と書き、ようするに道祖神(どうそじん)のこと。
村はずれに立っている境界線にいらっしゃり疫病や外敵の侵入を防ぐ神様だったり、子孫繁栄を見守る神様だったりとありがた~い神様。
やはり婚姻と関係の深い風習のようです。
きっと、境界線を越えて隣村から来てくれた花嫁さんを大切にしないと道祖神(さいの神)に申し訳ない、もしも離縁したらこのようにされるぞ~ということなのでしょう。
この地方には、さいの神焼きできた黒墨を誰彼かまわず塗りたくり皆が黒い顔になるという「奇習」もあるそうな。
うう~む。
風習か。
一見、不思議に見えても大切な意味があるものですから。
お饅頭はどんなお味かと言うと~
婿の中身は下の写真のお饅頭です。
ベリー・デリシャスです。
かわいい嫁さんの中身は綿帽子をかけたお饅頭でした。
ベリー・デリシャス
パッケージの意外性もさることながら、中身の充実も素晴らしい。
いい仕事してはりますなぁ。
うらやましいです。