2015年1月30日金曜日

お葬式の風習について 「たまよばい」

人が亡くなると葬送儀礼によって供養をしますが、宗教、宗旨、宗派によって行い方に決まりがあるものです。

最近は、直葬と言われるような、何らかの儀礼をとり行わないで火葬しお骨にすることが多くなってきました。

主に経済的な問題、高齢化や核家族化、近所に親戚が住んでいない事など様々なことが要因ではないかと思っています。


それでも、出来る事だけでも故人様にしてさしあげたいと思うのは身内として当然のこと。


日本には、風習として故人を送るときの作法があります。宗教、宗旨、宗派と互いに関わり合って葬送儀礼となるのですが、風習の部分をひも解くと誰でもできる心をつくす作法が見えてきます。

誰にでもできる古くから行われていた作法を紹介します。




亡くなって初めに行うのが「たまよばい」と言われる風習です。

正確には危篤から亡くなりそうな人に呼びかけて蘇生する行為のことです。


人は亡くなる時に身体から「たましい」が離れると考えていることがこの風習のもとではないでしょうか。

人の体から遊離しそうな魂を、体に引き戻すために魂に向かって呼びかけるのだそうです。
「たまよばい」の「たま」は魂の事で魂を呼ぶ意味です。



耳元で名前を呼びます。地域によっては屋根に上って名前を叫ぶ風習もあったそうです。


また、その人の好きなものを身体の上で振って魂をつなぎとめようとしたりします。
好きな物は服や身に着けていたもので、その人が大切にしていたものです。


好きなものを振るのは、それに魂を付着させて身体にたましいを戻す為の行為だと信じられてきました。


それでも起きなければ亡くなったことになり、感謝の言葉や労いの言葉をかけて亡くなった人を安心させました。

「今までありがとう」
「よくしてくれてうれしかったよ」
「安心してあの世に行って下さい。後の事はまかせて」




死んで欲しくないけれど、死んでしまう前に「感謝」とか「労いの言葉」を伝える機会を持つことは、送葬の初めの一歩なのです。







祖霊舎(それいしゃ)には先祖が祀られます



2015年1月18日日曜日

モヒカンタヌキ

今日は道順庵で久しぶりに狸を見ました!あまりにも一瞬の出来事で写真はまにあわなかったんですが、モヒカン状の毛並みの狸でした。
庵主 作務衣はじめ に聞いてみると、
どうやら2匹いるらしいですね。
道順庵の近隣も開発され始めてきており、その影響かと思います。
そういえば先日のニュースでは、2014年は、観測が始められてからの135年間で1番暑い年だったそうです。
こうして今日狸をみたのも何かの警鐘のような気がしますね。

2015年1月17日土曜日

お骨のこと


遺骨に対して先祖たちは特別な思いをもって接してきました。




葬法(人が亡くなって供養を進める方法)の一面には遺体が朽ちていく変化を見つめながら心情の対処を含んでいました。


お骨になるまでの葬法としては色々ありますが、大きく3つに分けられます。

1「風葬・水葬」
2「土葬」
3「火葬」

の3グループです。


1 「風葬・水葬」は遺体を藪の中や岩陰、水につけるなどして自然の風化にまかせます。

地方性、風習等で期間や方法にバリエーションがありますが数年から十年を経て白骨化した骨は洗い清められます。

お骨は「甕」に入れられて、お墓に(墓所)に納められます。



2 「土葬」は棺に納められた遺体を穴を掘って埋める葬法です。数年後に骨になったか確かめて骨を洗い清める風習もありますが、ほとんどの場合は埋葬したらそのままお墓を建てます。


3 「火葬」は炎によって遺体を焼き、お骨にする葬法です。焼骨は甕に入れられお墓に納められます。


ここで注目するポイントは骨化の期間です。




早い順に並べ替えてみます。


火葬:1時間から2時間

風葬・水葬:数年から十年

土葬:いつ骨になったか基本的に分からない




1「風葬・水葬」は遺体が朽ちていく間、近親者の気持ちは落ち着かないものだと思います。そのことは恐怖と受け取られました。

不安な気持ちは悪霊と重なり様々な宗教儀礼によって対処されます。骨になって初めて、故人の霊魂は浄化され先祖の霊と同化したと考えられました。



2「土葬」は墓所自体に恐怖心が付きまといます。そこにはいつまでも故人がいます。
死者・死霊は墓所に封じ込められる対象でした。
ですから、霊を眩ませるためにグルグル回って方向を分からなくさせたり、帰り道を変えたり、履物を置いて(進む方とは反対に向けて)駆けて家まで帰りました。



3「火葬」すると短時間でお骨になります。
火の浄化力によって清められ、お骨になった故人はすでに煙と共に天界の先祖の所に旅立って行くと考えられました。
霊が浄化されたということによって、故人に対する愛惜の感情をいだきやすくなります。



お骨になった故人は祖霊の仲間入りを果たし、他界と私たちの世界を行き来して(お盆・お正月など)私たちを見守り続けるのです。



現代のお葬式の方法(火葬)は故人に対しての愛惜の念の高揚に力を貸しました。



お墓にしても先祖のお骨と同じ所に納められる事によって、祖霊としての感情を持ちやすいのではないでしょうか。


手元供養と言ってペンダントや小さな容器にお骨を納めて身近に置く供養の方法もあります。
昔からある分骨が身近に感じる方法を取り入れた形と言えるかもしれません。




しかし、昔のような時間のかかる「葬法」にも意味があることを忘れてはいけないと思います。

時間をかけて故人を偲ぶことが自然の時の流れに合っているのかもしれません。



人間の感情の進む早さ(気持ちを整え立ち直るまでの時間的な早さ)を考えると、現代に合った方法が必要なのではないかと思います。

「故人様をちゃんと送ってあげられた」という想いなのかもしれません。







2015年1月4日日曜日

もうすぐ、見学会です!

おはようございます!山口です・・・・・・

新しい年も今日で4日たちました、明日からお仕事の方もいらっしゃるのでは・・・・

お休みの間に、食べ過ぎ、飲みすぎ、寝過ぎって方も、・・・いますよね~~

遊び疲れってのも・・・数年前は自分もありましたが、ここのところ・・・・

なんて事いってないで、もうすぐアテイン勝田台ホールの見学会です!

今日は、こんなの載せてみます。











こちらは、見学会や相談会などに、お越しいただいた方とお話しさせて頂く時に

最初にお話しさせて頂く内容です。

もちろん!「事前相談」の大切さをご理解を頂き、少しでも皆様の不安を取り除ければ

と思い行なっております。

次回の見学会は下市場交差点にございます「アテイン勝田台ホール」での開催になります

こちらの式場は、八千代市はもとより、佐倉市、千葉市の花見川区にお住いの方も

ご利用しやすい場所にございます。

1月18日(日)午前10時より開催しますので、ご来館お待ちしております。















2015年1月1日木曜日

新しい年!

おはようございます!山口です・・・・・・

新しい年をむかえましたね、どうか今年もよろしくお願いいたします。

さて、私はいつもと変わらぬ年末年始を送っておりますが、皆様はいかがお過ごしですか?

私の元日は出社し、コーヒーを頂きながら、「広報やちよ」を・・・・・・

冬霧立つ新川の夜明け・・・・・八千代市長の新年の挨拶、なるほどなるほど、そして昨年末に行わ

れた市議会議員選挙で決まりました「市民の代表28名」の写真!ふむふむ・・・

たしか「広報やちよ」の掲載締切って・・・だから・・・・さぞたいへんだったろうなぁ~

などと思いながら過ごしております。

そしてページを捲ると「市政の発展にご尽力いただいた方」のお写真も掲載されております。

「いちご狩り」ものってますなぁ~出初式は10日、11日は成人式だ~

いろんなお知らせが載っています、献血、保健シンポジウム、福祉相談、健診、講習などなど・・

お年玉付きアンケートもあるんだなぁ、市民スキーキャンプは菅平かぁ~・・・

情報満載ですな、で、「商工やちよ」へ・・・・・新春賀詞交歓会のご案内だ・・・

で、なんだこれ?高速料金大幅割引ETCコーポレートカード?????

こんなの有るんだ~弊社は運送事業も有るから利用できるのかな?なんて思いつつ、ブログを

書いてます。

もちろん「源右衛門鍋」の挑戦も応援しております。

さて、お次は・・・新春初売りの広告に・・・って、何しに会社きてるんだ!って思いますよね

申し訳ございませんでした。

株式会社 安宅は365日もしもの時に応対させて頂いております。

ご葬儀、お墓、葬儀後の手続き等、もちろん「事前の相談」も賜っております。

前回の「道順庵」の見学会では「手元供養」としての提案をさせていただきました。

詳しくは、弊社のホームページをご覧ください。で・・・

昨年同様、「こころのカルチャー講座」もおこなっていきますので、どうぞ奮ってのご参加

お待ちしております。

ちなみに1月の18日(日)勝田台ホールにて「見学会」を行いますので、お近くに来られた際は

お寄りください。

では、本年もよろしくお願いいたします。



大晦日につくってもらった、お雑煮ともつの煮込みも美味しくいただきました。

元日の楽しみのひとつです。うまかったなぁ~

あっ!カレーは明日にしよおっと!