一年で一番日の短い冬至から4日後の今日は、朝なのにまだ薄暗いです。
お焚き上げとは、神事的には、火の神の力で天界へ還すという意味があり、仏事的には思いが込
められたもの、魂が宿るとされているものに、これまでの礼を尽くし、浄化によって天界へ還す意
味があります。
つまりは故人が大切にしてきたものや、思い入れのあるものなどこの世で役目を終えたものを
ご供養するという意味合いのものです。
お世話になった仏壇などが役目を終えご供養されるようお経があげられています。
お焚き上げの開始前、お焚き上げの最中にも何度もお経が唱えられています。
お焚き上げも無事に終わりに差し掛かり残った灰です。
とても熱く近寄るのも厳しいほどです・・・
写真にもあるように鉄板の下に落ちた部分は溶鉱炉のように妖しい光を放っています。
鉄板の上の炎は一部青くなっていました。
いったい何度になっているのでしょうか?
これは相当な熱量であることを表しているようです。
そこで調べてみたのですが、焚き火での温度は条件によって変わりますが
一般的には700~900度になり、青い炎は千数百度にもなっているようです。
そうこうしているうちに薄暗い時間から始めたはずが気が付けば暗くなってきました。
灰を金属の棒でゆすると綺麗な火の粉が舞いあがります。
この日は大量の放水をし、十分な鎮火を確認したあとひとまず帰ることに。
翌日、残った灰を綺麗に片づけ使った道具の洗浄を済ませました。
有終の美という言葉がある通りどんなことも、はたまた人の人生も
最期の時というのが一番重要ではないかと思います。
無事にご供養を終え、心機一転で新年を迎えられることでしょう。
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