奇祭 ジャランポン祭り

平成28年3月13日に
埼玉県秩父市久那（くな）という所で
ある祭りが行われたそうです。
 
その名も　「ジャランポン祭り」
 
なんじゃそりゃ？っていう感じですが、
 
実はこれ別名「葬式祭り」
 
そもそも葬式は葬祭なので祭りですが・・・
 
こちらは祭は祭でも奇祭と呼ばれております！
 
何をするかといえば、
まずは地域の方々が集まり会食。
イイ気分になってきたところで
選ばれた人を死者に見立てて納棺し
僧侶役の方がでたらめな読経をし
最後は神社に移動し
死者役が生き返って
万歳三唱！というすごい内容！
 
実はこの祭りの起源はよくわかっていないらしく、
昔、この地域で疫病が流行った時、
近くの神社に悪疫退散や無病息災を祈願し
人身御供をした事に由来するとも言われているそうです。

今では、皆で酒を飲み、
笑い飛ばしながら死（災厄）を祓い生きている事に感謝するのが主旨のようです。

これは一種の終活ですよね！
 
我々も納棺体験をとりおこないますが
入棺された方は皆一様に
 
「まだまだ死ねない」と言います。
 
我々が行う終活イベントは何も

早く亡くなって下さいと言っているのではなく
「生きる力を体の底から湧きあがらせよう」
というのが主旨です。

それを自然とこの地域の方々は行っているのがすごい！

きっとこの地域の方のお葬式は
悲しい中にも慈愛に満ちたあったかいお葬式なんだろうな～

こちらは以前の様子