先日、葬祭業界の新商品などを展示するヒューネラル ビジネスフェアーに行ってきました。
葬祭業界の業務の変化は時代とともに変わってきています。
最近は変化のスピードが加速され、ちょっと前までは注目されてこなかった追悼の形にもスポットライトが当たるようになっています。
その中で、手元供養という追悼のかたちがあります。
お骨の一部を分骨し自宅の仏壇(または祭壇に見立てた場所)に安置する方法です。
綺麗な分骨用の壺が並んでいます。
陶器・ガラス・金属(貴金属のもありました)など素材、形は様々です。
ご存じの方も多いと思いますが、遺骨をペンダント型の容器に入れて身につけるものもあります。
もっと進んだ形には、遺骨を宝石に加工する技術も開発されています。
ダイヤモンドが主流で、海外で加工するのが多かったのですが、今回の展示では国内でサファイヤに加工するサービスがスタートしたと説明がありました。
料金も高額だったのですが国内での加工は、比較的、低料金で出来るようです。
追悼する気持ちを表現する方法として、お線香または献花は主流です。
ローソクメーカーは献灯を推進しようと模索していました。
筒型の燭台にメッセージを書いて灯篭のようにロウソクの火が透ける美しい献灯のデモンストレーションです。他にも様々な献灯のスタイルがありました。
献灯式をお葬式に加える場合もありましたが、今後も多くなっていくことでしょう。
骨壷は白のイメージが強いものですが、最近はさらに様々なレパートリーが増えてきました。
亡くなった方のイメージや人となり、ご家族の亡くなった方への想いに合わせて選択する方向性が強くなってきました。
素晴らしい焼き物の骨壷も展示されていました。
ご葬家様にお選びいただく骨壷コーナーのデモンストレーション会場もありました。
今後は、葬儀式場に大々的に「骨壷を選ぶコーナー」をプレゼンテーションしてくる製造元も現れるでしょう。
当社の「ののはな相談室」の一角には骨壷の見本が置かれています。
実際にご覧いただくのが一番、解りやすいと思います。
今後、もっと工夫して行こうと思います。
ますます多様化の様相を見せる葬送の現場です。
ご遺族の気持ちを大切にして、残された家族の気持ちを表現すること。
故人様を送る心、追悼の気持ちを様々なニーズに合わせてご用意すること。
今後の葬儀社が求められていくことでしょう。
営業部 磯野でした
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