2012年7月6日金曜日

事前相談のすすめ 2012 7

※長文なので時間があるときにお読みください


お葬式の事前相談をどのように思いますか?

十人十色と申しますように、事前相談についても考え方は様々ではないでしょうか。
良いイメージの方、そうでない方。必要と思う方、必要と思わない方。



その中でも、わざわざ弊社の葬儀相談室「ののはな相談室」にお越しいただくお客様の、相談したい動機はなんでしょうか。

それは、家族への気遣いが強い動機ではないでしょうか。

一例として

「私のお葬式は、子供たちに世話をかけたくないので直葬でと考えています。どのようにしたら良いのかわからないので相談に来ました」

と、ご相談があったとします。

ご説明内容として
1 ケースにもよりますが、お葬式を行うよりは費用は掛かりません。
2 直葬は、お経などは一般的に行われません。棺の中に、お花を手向けて出棺し、火葬場で荼毘にふされます。
3 病院で亡くなってから、一般的に葬儀社の霊安室に故人様をお預かりいたしております。

他にもありますが主なものとして1~3が挙げられます。

直葬についてお客様のお持ちになるイメージを確認させていただきながら、お客様のご意向が本当に直葬で良いのかも判断して施行を受注させていただくのも葬儀社の務めでもあります。


お客様が1~3のとうりの直葬をご希望なら、ご相談はおおむね終わりです。
お客様が「直葬」という言葉を知るきっかけはおそらく色々なメディアからでしょう。

しかし、ほとんどは直葬というお葬式が「あまりにもシンプルな内容に」なっていることをメディアは伝えきれていません。


病院で看取りをして故人様を葬儀社の霊安室にお預かりした場合、故人の子供さん達は霊安室に付き添いご安置を確認後、自宅へ帰ります。

この場合、故人のご家族は故人様のお近くで過ごす時間はほんの少しの時間になってしまいます。

故人様の近くで過ごし、出棺までの時間付き添われなくても大丈夫ですか? と質問すると

「仮通夜の時くらいは、最後だからお線香をあげてもらいながら、近くに居てもらいたいです」
と思うお客様が割合として多いと思います。

仮通夜の目的で式場を利用していただき、翌日お別れをしてご出棺というご希望も多いのです。
こうなると、直葬という葬送とは多少違ってきます。


直葬にはお経を読んで頂く式典はありません。
仮に、
ご相談者が亡くなった場合、残された子供さん達は、お経無しで葬儀を終えることに疑問は湧かないでしょうか?と質問すると
「子供たちの祖父のお葬式では、お寺様にお経を読んでもらったから、私たちの場合にも必要かもしれませんね」
と気がつきます。


どんなお葬式を子供たちにお願いするかは、家族でもう一度話し合いながら、残される家族の想いも大切にしながら決めていくと良いのではないかと思います。

自分の葬儀を子供に頼むのは気をつかう(?)親世代の方が多い現代ですが、
本音では、親の葬儀を感謝をこめて行って来た日本人の風習・文化を大切に残してもらいたいと思っていると感じます。

そうすることで、人にとって一番大切な場面を子供や孫に感じとってもらい、子孫の心に先祖や親への敬意や感謝の気持ちを植えつけられ、将来もこころ豊かな人生を歩む礎になると感じます。

大切なこころの部分を残しながら、現代に合わせた追悼の形が形成されている時代ではないでしょうか。

できたら、事前相談は近くの親族や子供さんとお越しください。
そのことで、我々のもつ情報をお聞きいただき、親世代・子供世代の共通の想いを見つけていただきたいと願って止みません。


式場見学会、終活のイベントなども開催してまいりますのでぜひお越しください。




営業部 磯野でした


私の考える直葬は、ご希望にそった幅のある施行を目指しています。
http://attainataka.blogspot.jp/2012/02/blog-post.html#!/2012/02/blog-post.html









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