お盆にはご先祖様が家に帰って来られるとのことですが、私たちの家までは他界の乗り物を用意します。
牛・馬
来る時は早く来たいもので駆ける馬。
帰るときはお名残惜しい気持ちでゆっくり歩む牛。たくさんの土産も運べるからという意味もあるとか。
お盆まめ知識
牛・馬の飾り
牛・馬はご先祖の乗り物です。他界との行き来に使われるのです。
ご先祖様は、来るときは速く走る馬で、帰りはゆっくり歩む牛で帰ると考えられています。
お供え物
お盆の期間中は3度の食事を供えます。
箸を出せばすぐに食べられるように供えます。
朝昼晩とちがう食事をお供えし、そのたびに、生きている人間に語りかけるように声をかけます。
大切なお客様に接する気持ちです。
お盆で意識しておく大切なこと
ご先祖と家族が一緒にお食事をする機会と考えられてきたのがお盆です。
季節のもの、土地で収穫されたものなど身近な食べ物をお供えします。
ご先祖様にお供えしたものを私たちの分も用意して一緒に食べることが供養になります。日本では食事を分け合って供養する風習は多く見受けられます。
家族親族が寄り集まり食事を囲みながらご先祖を身近に感じながら、思い出や近況を聞いて頂く機会とも考えられています。
核家族化でご先祖様に想いを馳せる機会が少なくなっている昨今。形は変化しても日本らしい気持ちを思い出す機会がお盆の風習でしょう。
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