先日のあるご葬儀で
久しぶりに金蓮華のお供えがありました。
金蓮華とはいわゆる仏壇等にお供えされている、常花(じょうか)の事です。
常花とは呼んで字のごとく常に咲いている花。
つまり枯れることなく咲き続ける花を意味します。
常花は蓮の花をかたどったものですが、何故に蓮なのか?
蓮は仏教の中では重要な存在の花です。
蓮は仏教の中では重要な存在の花です。
蓮は泥の中にあって、その中で美しい花を咲かせます。
きれいな水の中では小さな花しか咲かせることができません。
汚い泥の中でこそ大輪の花を咲かせます。
その蓮の姿を人間の娑婆世界におきかえるなら、
【つらく苦しい中で頑張ってこそ立派な人間になれるんだ。】
という事を教えてくれているんだという事みたいです。
金蓮華をお供えするという事は、
魂を浄化して、きれいな魂で仏になってほしいとの願いの表れなのでしょう。
通常、仏壇にはアルミや金属製のメッキ常花をお供え致しますが、
この地方では葬儀の際にお供えするのは木と紙で作った人の丈ほどある大きな物です。
色も一般的には金ですが、宗派や地方によっては銀や白といったものもあります。
しかし、最近この地域でも
金蓮華が出る事が、めっきりというか、まったくと言っていいほどなくなり、
代わりに生花にとり替わってしまいました。
現在では仕入れるのも大変な状況になってきております。
そんな久しぶりの中、当社の副社長。
金蓮華飾りにチャレンジです。
この金蓮華はバラバラになっていたものをパズルのように組み立てるものなんですが、
組み立てはうまくいった模様。
この金蓮華はバラバラになっていたものをパズルのように組み立てるものなんですが、
組み立てはうまくいった模様。
最後に施主様の札を整えて完成です。
そして葬儀後・・・
最終的には金蓮華はお墓に飾られました。
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