2017年2月19日日曜日

たまにはまじめはお話 パート①

たまにはまじめな話を書いてみようかなと思います。
ブログを書いている、わたくしU社員(他の社員さんもブログを書いていますが)
前職が証券会社で、手前味噌ながら2級ファイナンシャルプランニング技能士(AFP)を
持っています。

といことで、たまには経済について思うところを
ゆるりと書いてみようかなと思います。

トランプ大統領が就任した後、アメリカの株価は上がり
それと合わせて日本の株価もあがり、表面的には景気がいいような報道も多いようです。

しかしながら実際は数年前と比べても体感できるほど物価が上昇し
とても生活が楽とは言えないのではないでしょうか?
(実はわたくし事ですが切実です・・・)




ではその『物価上昇』とはなんぞや?
ということで物価上昇についてわかりやすく書いてみようと思います。

物価上昇の要因については増税が主な原因と言われていますね。
たしかにその通りで、増税による物価上昇もあるのですが
それ以上に物価が上がっていると思いませんか?

実はこの物価上昇は貨幣価値が下落していることも主な原因なんです。
貨幣価値の下落とは、世の中に出回っているお金の量が多くなっているということなんです。

では世の中に出回っているお金の量が多いってどういうこと?
『金融緩和で日銀が買いオペレーションをし、マネーサプライが増加している。』
ということですが、そんな説明じゃわかりませんよね・・・

 

金融緩和(市場にお金を流通させて経済を活性化させる)とは
日本銀行は、主に銀行や企業が持っている国債(国の借金)を買い取ります。
 
当然ですが国債を日本銀行に売り渡した金融機関には売却現金が渡ります。
つまりは世の中に流通するお金の量を増やそうというのが金融緩和です。
(そのお金が、金融機関など一部にとどまっているという問題は後日にします)
 
世の中に大量のお金が出回るっていいことじゃないの?と思いますが、
世の中に出回っているお金の量が増えているということは、
その分だけお金の価値がさがっているということなんです。

村でダイヤモンドを一人だけ持っていたらとても貴重ですよね?
しかしその村の2割3割の人が持つようになるとその希少性も下がってしまいます。



 極端な話をしましたが、それと同様のことが国内でも起こり
お金の価値が下がっているという現象が起きています。

金融緩和をしても表面上は僕の財布の中身は変わりません。

しかし実際はお肉や魚を買う時に、前より多い現金が必要になっています。
つまりは物価が上がっていうのです。
 
金融緩和前も後も僕の財布の千円札は変わりませんが
千円が970円だとか950円とかに価値が下がってしまってると思えばわかりやすいですね。
これが今の日本で起こっているおおまかな出来事です。

かなり噛み砕いた表現なので専門家の方が見ると
突っ込みどころが満載だと思いますがご勘弁ください。

次回は『マイナス金利』とについてお話をしてみたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿